@article{oai:meiji-u.repo.nii.ac.jp:02000161, author = {伊部, 功記 and 大下, 紘平 and 千葉, 章太 and 糸井, マナミ}, issue = {30}, journal = {明治国際医療大学誌, The Bulletin of Meiji University of Integrative Medicine}, month = {Mar}, note = {局所の灸刺激は免疫系や生体防御系に作用すると考えられているが,その作用及び作用機序に関する十分な検証はなされていない.本教室の Takayama らの報告では,マウスの足三里(ST36)相当部位(両側)への灸刺激により,施灸部位を含む皮膚および脾臓において種々のサイトカインの産生誘導が示されている.しかしながら,皮膚局所への灸刺激で生じる作用がどのように伝達し,離れた二次免疫器官である脾臓でのサイトカイン産生の変化をもたらすかは不明である.そこで本研究では坐骨神経の外科的除神経動物モデルを用いて,足三里(ST36)相当部位への皮膚灸刺激による脾臓でのサイトカイン産生誘導における末梢神経の関与を検討した. 外科的除神経は片側のみ行うため,まず,健常マウスにおいて片側 ST36 への灸刺激で脾臓でのサイトカイン産生を惹起しうる灸刺激量について検討した.その結果,片側5壮(半米粒大)の透熱灸によって,脾臓でのサイトカイン(IL-1β,TNF-α)の産生増加が確認された.次に,外科的に坐骨神経を切除した除神経マウスの術後炎症の回復を検討した.その結果,除神経手術1,2週後に増加がみられた脾臓のサイトカイン産生量は,3 週後で対照群と同等であった.よって除神経モデルで外科的処置による,脾臓のサイトカイン産生を指標とした侵襲の影響は 3 週間で消失すると考えられた.それらの結果を踏まえ,外科的除神経モデルとして,マウスに術後 3 週に灸刺激を行い,末梢神経系の影響を検討したので報告する.}, pages = {29--29}, title = {皮膚灸刺激による脾臓でのサイトカイン産生誘導のメカニズムの解析~体性感覚神経の関与の検討~}, year = {2024} }